社会実験型・課題解決プロジェクト推進事業

目の前にある問題・違和感を起点に、様々なステークホルダーと共創型でソーシャルインパクトに繋げる課題解決プロジェクトを多数進めています。 事業を通じて社会課題を解決し、持続可能なやさしい社会づくりを目指しています。社会実験型で進めているプロジェクトテーマは下記を参照ください。

ローカルコミュニティプラットフォーム(リビングラボ型・共学共創プラットフォーム)
人口減少・財政制約時代、地域単独・自治体単独では解けない課題が山積しています。地域の中長期的な豊かさの充実のために、Work Design Labは、経済性と社会性を両立した事業創出と、その研究(ラボ活動)に力を入れています(=「共助」領域における共創型の事業創出とその再現性の研究)。事業創出にあたっては、現状の課題を把握分析し、それを組み合わせ、課題を再定義します。地域内外の個人や組織との連携も欠かせません。問題意識をもつ個人や組織、また社会課題・地域課題を解決しようと活動する個人や組織が、対話と実践を繰り返す場、それがローカルコミュニティプラットフォームです。このローカルコミュニティプラットフォームは、地域によって取り組むテーマや活動方法は様々です。ただ「共創によって課題を再定義する」「持続的な事業活動として解決を目指す」という点は同様です。人口減少・財政制約時代においては「創造的縮小」を前提とした事業創出が必須となります。新たな価値を創出(=個人におけるウェルビーイングの実現、組織におけるグローバルな視点で横展開できる事業モデルの抽出など)しながら、運用コストは縮小(=DX推進、テクノロジーの活用など)する必要があります。様々なテーマで意思をもつ個人や組織が小さな実験的事業やその先の共創を進めやすくするための基盤として、地域にローカルコミュニティプラットフォームを構築しています。

■Work Design School(共創をリードする人材育成の学校)
社会課題・地域課題を解決するために、共創をリードする人材の育成が必須です。予算が限られる中で、対話と実践を繰り返しながら課題を再定義し、再定義した課題に対して、必要なステークホルダーを巻き込み、共創によって持続的な事業創出を行っていくことは容易ではありません。ビジネスの常識が通じない現場で、様々な立場の方々から一次情報を収集し、ボランティア・複業人材・企業・行政・教育機関などに対して、それぞれの立場に寄り添った短期的・中長期的なインセンティブを設計(金銭的報酬と非金銭的報酬を組み合わせた設計)しながら、初動するチームを動かします。その後、予算と時間が限られる中で、プロジェクトからの事業創出を効果的に進める手法を学びます。また新規テーマが発生した場合、初動までの期間を短くするために、事業創出の活動と並行してネットワークリソースの拡大にも努めます。地域を学びと実践のフィールドに見立て、様々なスキルやバックグラウンドを持つ実践者と協働し、具体的な課題解決手法を学ぶ超実践的プロジェクト学習を行う学校がWork Design Schoolです。このプログラムは全国各地で展開しており、参加メンバーはプロジェクトに参加しながら学びと実践の経験を積むことができます。
https://work-redesign.com/school/

複業旅行/複業家族旅行/ワーケーション/ファミリーワーケーション
Work Design Labでは2014年から複業旅行(=「地域での複業」と「旅行」を組み合わせた活動)を進めています。2020年度から政府も新しい旅のスタイルとして「ワーケーション&ブレジャー」を促進しており、様々な自治体でも地域振興の施策としてワーケーションや子育て世代も参加できるファミリーワーケーションを進め始めています。ワーケーションは、新しい価値観に基づく個人のライフスタイルであると我々は捉えています。ワーケーションはあくまで手段であり、個人、企業、地域社会のそれぞれの立場においての目的は様々だと思います。Work Design Labとしては、場所や時間、また組織に捉われない「暮らし方・働き方の選択肢を増やす」という観点でこれからもワーケーションを進めていきたいと思っています。Work Design Labは、ワーケーションをテーマにして鳥取県・和歌山県・北海道をはじめ、様々な自治体と連携した取り組みを推進しています。

自律分散型組織/DAO型組織構築
Work Design Lab自体が約250人の「特定多数」の複業人材(会社員・経営者・士業・研究者)から構成され、事業を推進しています。

複業起業(会社を辞めずに起業する)/複業継業(会社を辞めずに事業承継する)
会社をやめて起業するというスタイルから会社をやめずに起業するというスタイルへ

滞在拠点づくり/遊休施設の活用/地域エコシステム形成&コミュニティ創出