【イベントレポート】サラリーマン・イノベーターの集い in 福岡vol.1を開催しました。

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【イベントレポート】サラリーマン・イノベーターの集い in 福岡vol.1を開催しました。

ゲスト:加藤 遼氏(パソナ ソーシャルイノベーション部 副部長)、石川貴志氏(一般社団法人Work Design Lab代表理事)

会場協力:HOOD天神 https://hood-tenjin.com/

2017年12月7日にサラリーマン・イノベーターの集いin福岡 vol.1を開催しました。(本イベントは、福岡在住のWork Design Labメンバーの大堂良太と、Fukuoka D.C.フェローの西田明紀氏が中心になって企画運営しました)

<イベント概要>

「どうすれば社内変革の流れをつくることができるのか?」

社内変革を起こしたい、若しくは起こすにはどうすればいいかと考えている企業人(=サラリーマン・イノベーター)が集まり、企業の枠を超えて繋がることで、福岡や九州全体がよりよくなっていくことを目指すこの企画。前半はゲストをお呼びしてのトークセッション、後半はお酒を交えながら参加者同士でのネットワーキングを実施します。今回は特別編「中堅・ミドル世代が担う組織変革・会社改造」と題して、中堅・ミドル特有の組織の悩みとは?オープンイノベーションブームもありつつ、そもそも社内変革を起こすには?などについてゲストのみなさんとクロストークを行います。

今回はワークデザインラボの福岡での企画第二弾。学生寮運営を通じた人材育成・地域づくりに取り組む九州熱風法人よかごつの共催、福岡地域戦略推進協議会(FDC)の後援にて開催しています。

<開催概要>
■日時 12/7(木)19:30~22:00(19:00開場)

■場所 HOOD天神

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福岡県福岡市中央区天神1丁目15−5
天神明治通りビル半地下 アクロス福岡正面、水鏡天満宮のすぐ隣。
地下鉄「天神」徒歩4分
地下鉄「中洲川端」徒歩7分

■定員 30名

■参加費 1,500円(軽食付き、アルコール別)

■ゲストプロフィール
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石川 貴志 (いしかわ たかし)氏
一般社団法人Work Design Lab代表理事/出版流通企業勤務

[プロフィール]
リクルートエージェント(現リクルートキャリア)の事業開発部門のマネージャーを経て現在、出版流通企業にて勤務。2012年より社会起業家と革新的な事業に対して資金提供と経営支援を行うソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(SVP東京)のパートナーとしても活動。2013年にWork Design Labを設立し「働き方をリデザインする」をテーマにした対話の場づくりや、イントレプレナーコミュニティの運営、また企業や行政等と連携したプロジェクトを推進する。現在は、(公財)ひろしま産業振興機構の創業サポーターや、(独)中小機構が運営するTIP*S アンバサダー、順天堂大学グローバル・ヘルスケア・リサーチセンター客員研究員も務める。1978年生まれ、三児の父。

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加藤 遼(かとう りょう) 氏
株式会社パソナ ソーシャルイノベーション部 副部長
株式会社パソナグループ 政策投資委員会 New Value Creation Fund シニアマネージャー

【プロフィール】
パソナ入社後、大手から中小・ベンチャーまで幅広い業界・業種・規模の企業の人財採用・育成・活用支援に携わった後、行政・企業・NPOなどと連携して、若者雇用、東北復興、海外展開、地方創生、観光立国、シェアリングエコノミーなどをテーマにした事業企画・開発・立上に取り組む。直近は、シェアリングエコノミーを活用した地方創生や新しい働き方の創造をテーマに、シェアリングワークやシェアリングシティの推進に注力している。また、地域活性化ベンチャーファンドの事務局として、起業家の発掘・育成、事業のインキュベーションに取り組み、出資先である地方創生やVISIT東北の事業開発・戦略担当役員も兼務。 その他に、政府・自治体の政策委員や講演活動、NPOのマーケティング支援などにも参加している。

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■主催 一般社団法人Work Design Lab https://work-redesign.com/wrd/
■共催 福岡移住計画 http://fukuoka-ijyu.jp/
九州熱風法人よかごつ
■後援 福岡地域戦略推進協議会(FDC)

■当日のタイムテーブル(予定)
19:00-19:30 開場
19:30-19:45 オープニング
19:45-20:30 ゲストトーク&質疑応答
20:30-21:40 懇親会(同会場にて)
21:40-21:50 クロージング

参加者全員で集合写真

オープニングトークをする西田明紀氏

会場協力いただいた西日本鉄道(HOOD天神)の宮﨑泰氏からのご挨拶

参加者同士の交流の様子

加藤氏からのプレゼン

加藤氏と石川のパネルトーク

最後に、ゲスト、運営メンバーでパチリ

【登壇レポート】日立製作所関西支社主催「気づきを得られる場づくり推進セミナー」に代表の石川が登壇しました

2017年11月16日、日立製作所関西支社主催『関西日立グループ会 気づきを得られる場づくり推進セミナー』が新ダイビルにて開催され、代表の石川が「組織を越えて働き方をリデザインする」をテーマにした講演者として登壇しました。

日立グループ社内向け告知ポスター/石川貴志(Work Design Lab代表)、佐藤雅彦氏(日立有志活動 TeamSunrise代表)

当日の会場の様子

プレゼンする代表の石川

プレゼンするTeamSunrise代表の佐藤氏

会場からの質問の様子

【登壇レポート】習志野市主催学生向け講演会『イノベーションにで世界を変えよ!』に代表の石川が登壇しました

2017年11月11日、習志野市主催学生向け講演会『イノベーションにで世界を変えよ!』が千葉工業大学にて開催され、代表の石川がパネラーとして登壇しました。

▼イベント概要
https://www.city.narashino.lg.jp/event/koenkoza/gakuseikouennkai.html (習志野市HP)

ゲスト紹介(出典:習志野市HPより)

左から習志野市政策経営部の月村氏、田原総一朗氏、山口周氏、石川

月村氏から石川の紹介

ゲストの田原総一朗氏(右)と石川

会場となった千葉工業大学

【イベントレポート】サラリーマン・イノベーターの集い「越境する個人と組織の再結合を考えるvol.2」を開催しました。

ゲスト:北島 昇氏(株式会社IDOM 新規事業・人事・広報管掌 執行役員)、高嶋 大介氏(富士通株式会社 ブランド・デザイン戦略統括部 デザインシンカー/一般社団法人INTO THE FABRIC 代表理事)

会場協力:IDOM https://221616.com/idom/

2017年10月12日にサラリーマン・イノベーターの集い「越境する個人と組織の再結合を考えるvol.2」を開催しました。

<開催趣旨>
組織に所属しながら、想いをもって社内外で活動する方々(=サラリーマン・イノベーター)が集まり、繋がることで社会がよりよくなっていくことを目指すこの企画。前半はゲストをお呼びしてのトークセッション、後半はお酒を交えながら参加者同士でのネットワーキングを実施しています。今回は特別編「越境する個人と組織の再結合を考えるvol.2」と題して、組織の枠を越えていく個人と、組織が再度繋がるためには何が必要なのか?についてゲストのみなさんとクロストークしました。
また会場はIDOMさんにご協力いただき開催いたしました。
【当日のタイムテーブル】
18:30-19:00 開場
19:00-19:15 オープニング
・Work Design Lab / 開催趣旨
19:15-20:45 イノベーターズトークセッション
・テーマ:「越境する個人と組織の再結合を考える」
・ゲストパネラー:
北島 昇氏(IDOM)
高嶋 大介氏(富士通)
・ファシリテーター:
石川貴志氏(Work Design Lab)
20:45-21:45 ネットワーキング(懇親会)

ゲストスピーカー

■北島 昇(きたじま のぼる)氏
株式会社IDOM 新規事業・人事・広報管掌 執行役員

[プロフィール]
2007年ガリバーインターナショナル(現IDOM)に転職入社。 人事、マーケティング、店舗開発、経営企画等を幅広く担当し、2015年より現職。C2C事業(ガリバーフリマ)、サブスクリプション事業(NOREL)、コネクティッドカー事業などの新規事業開発やアクセラレータープログラムをはじめとしたオープンイノベーションの責任者を務める。現在は、新規事業部門の責任者として「事業改革」を進める一方で、人事部門の責任者として、社内外の多様な人材を活用し、個が活きる「組織改革」及び全社的な「文化改革」の推進をリードしている。

■高嶋 大介(たかしま だいすけ)氏
富士通株式会社 ブランド・デザイン戦略統括部 デザインシンカー/一般社団法人INTO THE FABRIC 代表理事

[プロフィール]
大手ゼネコンにて設計や現場管理に従事後、2005年に富士通入社。ワークプレイスやショールームデザインを経て、現在は「社会課題をデザインとビジネスの力で解決する」をテーマに企業のワークスタイル変革や地方創生のためのデザインコンサルティングに従事。また「人(Human)・地域(Area)・企業(Business)」を繋ぎ、新しい価値共創を目的としたオープンイノベーションスペース『HAB-YU』をベースに様々なプロジェクトを展開。2017年より、本業外の活動(=複業)としてINTO THE FABRICを設立し代表に就任。自身も組織の内外を繋ぎ新しい価値創造を実践している。

 

日テレNEWS24『the SOCIAL』に代表の石川がコメンテーターとして出演しました

2017年10月12日に日テレNEWS24『theSOCIAL』生放送に代表の石川がコメンテーターとして出演しました。

▼the SOCIAL(公式サイト)
http://www.ntv.co.jp/the-social/

▼(Yahoo!ニュース) 動画で日テレNEWS24のオリジナル番組「the SOCIAL」スタート
https://news.yahoo.co.jp/newshack/information/the_social_info.html


動画アーカイブ①(「副業ではなく複業」石川氏が語る違いとは?)
http://www.news24.jp/articles/2017/10/12/07374888.html


動画アーカイブ②(「何か問題ですか?」若者の外出回数少ない)
http://www.news24.jp/articles/2017/10/12/07374897.html

Yahoo!ニュース動画でも同時配信

出演者のみなさまと。

番組制作チームのみなさまと。

【イベントレポート】「働き方と組織の未来~介護問題からダイバーシティを実現する働き方と組織の未来を考える~」を開催しました。

ゲスト:高野 竜二氏(株式会社ガイアック デジタルコミュニケーション事業部 ICTソリューション事業グループリーダー)、木村 智浩氏(株式会社ガイアックス 管理本部 人事労務・広報IRマネージャー)

会場協力:GRID

2017年9月20日に「働き方と組織の未来~介護問題からダイバーシティを実現する働き方と組織の未来を考える~」を永田町GRIDで開催しました(※本企画は東京大学体験活動プログラムを通じてWork Design Labにきているインターン学生が企画・実施しました)


<開催趣旨>
新しい働き方を実践・推進する「個人」と「組織」のゲストを各1名お呼びして開催する本企画。今回は、介護をきっかけに仕事を辞める「介護離職」をテーマに、実際に介護離職を経験後、リモートワークを通じて、介護と仕事を両立し、その後、復職された方をゲストとしてお呼びします。また育児・介護などに左右されない働き方を実現する組織の在り方や、制度だけではない仕組みについても考えていく予定です。

<当日のタイムテーブル>
18:30-19:00 開場
19:00-19:15 オープニング
19:15-20:45 イノベーターズトークセッション・ダイアローグ
・テーマ:「介護問題からダイバーシティを実現する働き方と組織の未来を考える」
・ゲストパネラー:高野 竜二氏(ガイアックス)、木村 智浩氏(ガイアックス)
・ファシリテーター:田邊慎史(Work Design Labインターン)
20:45-21:45 ネットワーキング(懇親会)

ゲストスピーカー

①高野 竜二(たかの りゅうじ)氏
株式会社ガイアックス デジタルコミュニケーション事業部 ICTソリューション事業グループリーダー

[プロフィール]
システム開発エンジニア。ガイアックスでは、企業へのデジタルマーケティング支援のためのwebメディアの開発やクラウドサービスの提供、シェアリングエコノミーに特化したパッケージシステム開発等を担当。ガイアックス入社6年目に、家族の介護が必要となり離職を決断。その後、会社からの提案で在宅テレワークかつ業務委託というカタチで仕事を受けはじめ、現在は職場復帰を果たし通常勤務となった。介護離職を通じて見えてきた「場所にとらわれない働き方」を実践するための「課題と兆し」、またチームやクライアントとの「信頼関係の作り方」について、自身の体験談をメディア等を通じて発信中。

②木村 智浩(きむら ともひろ)氏
株式会社ガイアックス 管理本部 人事労務・広報IRマネージャー

[プロフィール]
早稲田大学卒業後、2004年にガイアックスに入社。営業、新卒採用、広報IR、経営企画、SNS事業立ち上げ(国内トップシェア獲得)等、幅広く経験後、2015年より管理部門に異動。現在は、人事・広報IRを担当しつつ、新しい働き方を実現するための組織づくりを推進。2016年には2カ月間、家族(妻・3人娘)で沖縄に短期移住し、自身もリモートワークを実践。2017年にガイアックスは「新たな社会を構想する人がつながり、ビジョンや活動を共有するシェアオフィス『GRID』」を永田町に設立し、本社を移転。社外に開かれたオフィス環境づくりを進める一方で、「親子連れ出社」など、様々な新しい取り組みも進めている。

イベントの様子(レポート)

働き方と組織の未来―介護問題からダイバーシティを実現する働き方と組織の未来を考える―

多くの人の人生の中で大きなウェイトを占める育児や介護。現状ではそれらと仕事の両立はしばしば困難を伴う。今回の「働き方と組織の未来」ダイアローグセッション特別編は、「介護問題からダイバーシティを実現する働き方と組織の未来を考える」というサブタイトルのもと、実際に介護離職を経験された「個人」側のゲストとして株式会社ガイアックスの高野竜二さん、柔軟な働き方を推進する「企業」側のゲストとして株式会社ガイアックスの木村智浩さんを招き、育児・介護などに左右されない働き方を実現する組織の在り方などについて参加者とともに模索した。

ゲスト①高野竜二さん:介護離職を経験して気付いた新たな働き方

「個人」側のゲストの高野竜二さんは株式会社ガイアックスのデジタルコミュニケーション事業部ICTソリューション事業グループリーダー。エンジニアであり、他のエンジニアの取りまとめといったマネジメントを行っている。

高野さんが介護に関わるようになったのは義理の母親が介護を必要としたことがきっかけだった。当初は奥さんが度々実家の長崎に帰ることでなんとか仕事を続けていたが、病状が悪化すると東京に義理の母親を呼び寄せ、東京での介護をするようになった。しかし介護の負担は大きくなり、それまで以上に仕事に影響が出るようになった。その時の心境を高野さんはこう語る。「自分自身を仕事のお荷物と考えるようになり、他のメンバーが自分の仕事を担った方が良いと思い始めました。フリーランスの経験もあったので退職してこの歳からフリーランスとしてまたやっていくということを考えました。」高野さん自身も「当時は、世の中や企業は在宅勤務などに対して寛容ではないのだろうからまともに働けるわけがないと考えていました」と、働き方について考える余裕がなくなっていたことを明かす。

そして高野さんは退職してから半年後、ガイアックスから人手が足りず困っているという話を聞き、業務委託契約を結び在宅勤務を行うこととなった。この時高野さんは「会社からは決まったアウトプットをしてもらえれば勤務時間等は自身の裁量に任せて良いという条件を提示されて働きやすく、金銭面でも特に困ることがなく助かりました。」とリモートワークを始めることとなった。

反面リモートワークに関して感じた欠点もあるという。「一人で自宅で作業してると夜中に作業時間を多く取ってしまいがちになり、時間管理が難しくなる時もありました。ある時はプログラムのソースコードを3時に提出してクライアントの方から『高野さん、3時まで仕事してるんですか⁉』と心配されることもありました(笑)。その他にもメッセンジャーでやり取りをするので緊急の要件なのかそうでないのかがわかりづらいこともありましたが、その対策としてしつこく文面で具体的に聞くことを意識しました。また、作業自体は一人で行うので孤独になりがちになることもありました。」

その後介護の負担が減り、今年1月からガイアックスに復職し、現在は正社員として勤務している。高野さんは「介護離職を経験した身から、他に介護離職などを検討している人には自分のようなテレワークという働き方もあるということを伝えていきたい。」と、自身が退職した当時の体験も踏まえて参加者、さらには社会に対してメッセージを伝えた。

ゲスト②木村智浩さん:多様な働き方を推進するリモートワーク、その普及

そして「企業」側のゲストは株式会社ガイアックスの管理本部人事労務・広報IRマネージャーの木村智浩さん。ガイアックスは人と人をつなげることをミッションに掲げ、ソーシャルメディア・シェアリングサービス事業などを行っている。

木村さんは「ガイアックスは根本的に一人一人のキャリアプランを重視する会社で、元々個人のキャリアに対する配慮が大きいため、多様な働き方を認めるのもある意味では当然でした」と、ガイアックスが多様な働き方を推進する背景を分析している。

しかし、初めからリモートワークなどの働き方が普及していたわけではなかったと木村さんは語る。「リモートワークは制度上可能でしたがあくまで緊急時の一時的なもので、平常時にリモートワークすると『何もないのに家にいるの?』という感じの雰囲気はありました(笑)。」

そのようなリモートワークが普及するきっかけとなったのが2015年に事業部の最年少部長に2013年新卒入社の菅大輔さんが就任し、リモートワークの推進やクラウドソーシングの活用など、個人の生き方を尊重した働き方の実現を目指したことだ。その結果業績を1年で2倍に、離職率を30%減少させた。「まず部署という小さな単位で始めて成功すると会社全体でも『良いじゃないか』という雰囲気が広がり、そこからリモートワークが普及していきました。それまではリモートワークを提案しても良い反応を得られませんでしたが、実績が実際に出ると変わっていきました」と木村さんは話す。

それではなぜ事業部ではリモートワークに取り組んだのか。その理由は従業員のパフォーマンス向上のためだという。木村さんによると、「実は成功したら幸福になれるというのは間違いで、幸福だと成功するんです。実際に幸福度が高いとパフォーマンスが高いという研究結果も出ています。その話を聞いて事業部部長の彼は多様な働き方を尊重することを目指していったようです。」

それでは、どうしてリモートワークやクラウドソーシングが業績向上につながったのか。その理由は従業員の幸福度・満足度の向上にあるという。「これまでは、メンバーの負担が大きく退職率が上昇し、新メンバーを採用して教育コストが仕事に上積みされ、さらに負担が増加するという負のスパイラルに陥っていました。しかし従業員の満足度が上がると離職率が下がり、職場環境への不満が減ると、その分顧客満足度にフォーカスするようになり、生産性が高まりました。また、先の事業部の部長はクラウドソーシングに10万円という下限を設定し、付加価値の高い仕事を優先して行うように働きかけました」と木村さんは分析する。

そして、リモートワーク実施のポイントを木村さんはこう語る。「リモートワークをする上で重要なのは会社にいなくても迷惑がかからないようにすることです。例えば固定電話は席を外しているときに誰かが取っているかもしれないと考えると気が気でなくなります。だから固定電話をなくしてスマホで着信できるように設定するなどを行います。その他にもFAX等の書類はクラウドに切り替えていくこともポイントでした。また、マネジメント方法についても従来と変わったポイントがあり、一生懸命やっている姿を見て上司が安心するのではなく、アウトプットを重視するように変わりました」と、リモートワーク普及の際のキーとなったことを語った。

高野さんの実体験のお話、木村さんのガイアックスにおける取り組みについてのお話は大変興味深く、そのあとのパネルディスカッションでは「リモートワークを実施する上でのリスクはどう対処するか」「エンジニア以外の職種での働き方改革の今後の展望はどうなるか」などと話題が広がり、大いに盛り上がった。その他にも「メッセージだけでのクライアントとのコミュニケーションで気をつける点はあるか」など、参加者の間では身近な話題にも共感が広がった。

後半ではイベント参加者が4人ほどのグループを組んで、ワールドカフェ形式でのダイアローグを行った。

テーマは「仕事と育児・介護の両立には何がネックになるか?」「個人のライフイベントに対応できる組織とは?」。この2題について、ゲスト2人のお話や個人の実体験を踏まえつつ議論を行った。

議論では、前者については「不確定要素が多く、子供の発熱など、突発的な時間の制約が生まれやすい」「職場など、その場にいないと難しい場合は両立が困難」など、また後者については「一人に過度に負担をかけすぎない」「かつての働き方の価値観を重視した上の世代が力を持っているとライフイベントへの対応は困難。ある程度テレワーク等を強制的に義務付ける枠組みを作るなど、個人個人が実行できる制度を作るなどの対策が考えられる」といった、踏み込んだ議論に発展したグループもあった。

今回、育児・介護の両立についてのイベントではあったが、テレワークについて、導入方法やそれに伴う評価方法の変化など、議論としては個人の自由な働き方を目指すことにつながるような議論が多く交わされた。このような働き方改革への興味がある方にはぜひWork Design Labのイベントに足を運んでいただき、新たな発見をしてもらえれば幸いである。

(Work Design Lab インターンシップスタッフ 田邊慎史)

▼当日のツイッターレポートもあわせて参照下さい。
https://twitter.com/takeshi_kato/status/910458820056408064

イベントの様子(写真)

※写真をクリックすると拡大されます。
※拡大された写真をクリックすると次の写真が表示されます。

【登壇レポート】広島県主催 WIT2017に代表の石川が登壇しました

2017年9月8日/ 9日の2日間、広島県主催『WORK & WOMEN IN INNOVATION SUMMIT(WIT)2017』が広島国際会議場・広島大学にて開催され、代表の石川が「多様なキャリアを持つ生き方・働き方」をテーマにしたセッションにパネリストとして登壇しました。

▼イベント概要
WORK & WOMEN IN INNOVATION SUMMIT(WIT)2017
動かそう。ひとりひとりが、活きる未来へ
~広島から「働き方」と「女性活躍」を次のステージへ~

主 催: 広島県
共 催: 働き方改革推進・働く女性応援会議 ひろしま、一般社団法人Inclusive Growth Summit
後 援: 内閣府(男女共同参画局)、経済産業省、厚生労働省

▼知事からのメッセージ(WIT2017公式WEBサイトより)
広島県では、「仕事も暮らしも。欲張りなライフスタイルの実現」を目指し、女性をはじめとする意欲ある多様な人々が活躍できる環境づくりに取り組んでいます。 この度、公開フォーラム「WIT 2017」を9月8日・9日に開催します。 本フォーラムは、昨年9月に三重県で開催された 「WIT 2016」のバトンを受け継ぐもので、県内外から企業や有識者の方を多数お招きして、これからの時代に求められる新しい生き方・働き方について考えるイベントです。本フォーラムを契機として、「働き方改革」と「女性活躍」のムーブメントが、ここ広島の地から、全国へと波及・拡大していくことを期待しています。

▼WIT2017公式サイト(当日の様子が動画アーカイブとして見れます)
http://workwomen-it.jp/

当日の様子

▼分科会1「多様なキャリアを持つ生き方・働き方」の動画アーカイブ
https://www.youtube.com/watch?v=1k9ZUFlpHpE&feature=youtu.be

左からモデレーターの中島氏、石川、杉山氏、廣氏

分科会1の会場の様子

メイン会場でプレゼンする湯崎広島県知事

【登壇レポート】日立総合経営研修所主催『HIMD Open Day 2017』に代表の石川が登壇しました

2017年8月3日に日立総合経営研修所主催『HIMD Open Day 2017』が「ベルサール東京日本橋」にて開催され、代表の石川が「未来の仕事と働き方を考える」をテーマに基調講演パネリストとして登壇しました。

▼イベント概要(日立総合経営研修所Facebookページより)
~HIMD Open Day 2017(日立グループの皆様限定イベント)~
今年の「HIMD Open Day 2017」総合テーマは、「Society 5.0を実現する人と組織とは-未来の仕事と働き方を考える-」です。ICTを最大限に活用し、サーバー空間とフィジカル空間とを融合させた取り組みにより、人々に豊かさをもたらす「超スマート社会」「Society 5.0」とはどのような社会か、そしてその実現に向け、我々にはどのような取り組みが求められているか?科学技術のイノベーションと人と組織のあり方という観点から、参加者一人ひとりが「Society5.0」への理解を深め、その実現に向けたアクションを考える一日とします。どうぞ皆様、当日を楽しみにしておいていただきたいと思います。


日立グループ約1000名が参加


パネルディスカッションの様子


パネリストの皆さま、左から齋藤ウィリアム浩幸氏、藤本あゆみ氏(モデレーター)、杉田勝好氏、代表の石川

【イベントレポート】サラリーマン・イノベーターの集い「越境する個人と組織の再結合を考える」を開催しました。

ゲスト:小野 眞司氏大成建設株式会社 ライフサイクルケア推進部 部長)岡本 克彦氏(日本電気株式会社 コーポレートマーケティング本部 マネージャー)、庵原 悠氏(株式会社岡村製作所 ソリューション戦略部 未来企画室 WORK MILLデザインストラテジスト/Future Work Studio “Sew”,Open Innovation Biotope “Sea”ディレクター)

会場協力:岡村製作所 WORK MILL http://workmill.jp/

2017年8月1日にサラリーマン・イノベーターの集い「越境する個人と組織の再結合を考える」を開催しました。

<開催趣旨>
組織に所属しながら、想いをもって社内外で活動する方々(=サラリーマン・イノベーター)が集まり、繋がることで社会がよりよくなっていくことを目指すこの企画。前半はゲストをお呼びしてのトークセッション、後半はお酒を交えながら参加者同士でのネットワーキングを予定しています。今回は特別編「越境する個人と組織の再結合を考える」と題して、組織の枠を越えていく個人と、組織が再度繋がるためには何が必要なのか?についてゲストのみなさんとクロストークしました。
また会場は岡村製作所「WORK MILL」のご協力のもと、共創空間「Open Innovation Biotope ”Sea”」にて開催しました。
【当日のタイムテーブル】
18:30-19:00 開場
19:00-19:15 オープニング
・Work Design Lab / 開催趣旨
19:15-20:45 イノベーターズトークセッション
・テーマ:「越境する個人と組織の再結合を考える」
・ゲストパネラー:
小野 眞司氏(大成建設)
岡本 克彦氏(日本電気)
庵原 悠氏(岡村製作所)
・ファシリテーター:石川貴志氏(Work Design Lab)
20:45-21:45 ネットワーキング(懇親会)

ゲストスピーカー

右から小野氏、岡本氏、庵原氏

■小野 眞司(おの まさし)氏 
大成建設株式会社 ライフサイクルケア推進部 部長
[プロフィール]
東京理科大学理工学部卒業後、大成建設入社。現場管理や商品企画、地震対策に関するマーケティング戦略など幅広い業務を担当。1991年より2年間、半官半民の政策系シンクタンクである総合研究開発機構に出向し「女性の社会参加と課題」等の政策研究を行う。2014年より「レジリエンスの未来」企画を立ち上げ、現在はライフサイクルケア推進部にてフューチャーセッション等の手法を使った共創マーケティング活動を推進。社外では出身地である広島県福山市にて「フューチャーセンターFUKUYAMA」を主宰し、対話による様々な未来創造の活動に携わっている。

■岡本 克彦(おかもと かつひこ)氏
日本電気株式会社 コーポレートマーケティング本部 マネージャー
[プロフィール]
1995年にNECホームエレクトロニクスに入社。2000年に日本電気に移籍し、携帯電話やスマートフォンの商品企画やマーケティングを担当し、現在はコーポレートブランド戦略を担当。また社外活動として、組織人が既存の枠を超え価値共創することを目的とした「企業間フューチャーセンター」の立ち上げに関わる。共創経験を活かし、2013年より神奈川県川崎市にて、多様な人が繋がり学べるソーシャル系大学「こすぎの大学」や、シビックプライド溢れる街づくりをビジョンに掲げる「川崎モラル」を企画し、60回を超える対話の場を運営する。公私を融合させた「働き方」や「楽しみ方」を実践中。

■庵原 悠(いはら ゆう)氏
株式会社岡村製作所 ソリューション戦略部 未来企画室 WORK MILLデザインストラテジスト/Future Work Studio “Sew”,Open Innovation Biotope “Sea”ディレクター
[プロフィール]
慶應義塾大学SFC卒。大学在学中から映像・メディアアート制作、空間設計などの活動を行い、デザインコンテストやフィルムフェスティバルでの入賞経験を持つ。岡村製作所入社後、専門であるメディアデザインをベースに、SewやSeaなどの共創空間の立ち上げに従事。既存のデザイン領域を越えた価値創造の研究とそれを活かした空間設計や製品開発をリードする。自身も「余白をつくる/埋めるデザイン」をテーマにした新しい協働のスタイルと「共創」の場づくりを推進し、様々なプロジェクトを仕掛けている。慶應義塾大学SFC研究所 所員(訪問)。

 

【登壇レポート】習志野市男女共同参画週間事業シンポジウム「多様性を持つ豊かな生き方~パラレルキャリア~」に代表の石川が登壇しました

2017年7月1日に平成29年度習志野市男女共同参画週間事業シンポジウム「多様性を持つ豊かな生き方~パラレルキャリア~」が習志野市市庁舎大会議室にて開催され、代表の石川がパネリストとして登壇しました。

▼イベント概要(習志野市公式Webサイト)
https://www.city.narashino.lg.jp/joho/danjokyodo/koza_event/moushikomi/H29_shukan_symposium.html

【登壇レポート】広島県中小企業家同友会福山支部主催「新しい仕事としての内職を考える」に代表の石川が登壇しました

2017年6月の広島県中小企業家同友会福山支部主催地域連携勉強会に代表の石川が登壇しました。

テーマは「新しい仕事としての内職を考える」。前半は福山駅前再生協議会でも提案している「複業モデル地区」プロジェクトを中心に、社会や企業、個人を取り巻く働き方の変化を紹介。後半は、複業や新しい働き方をテーマに福山の中小企業と首都圏の複業ワーカーとの連携について参加者どうしての対話の場となりました。

▼イベントレポート(広島県中小企業家同友会 公式WEBサイト)
https://www.hiroshima.doyu.jp/report/7185/

【登壇レポート】StartUp Hub Tokyo主催「会社を辞めないと起業できない?!様々な起業の選択肢」に代表の石川が登壇しました

2017年6月16日にStartUp Hub Tokyo主催「会社を辞めないと起業できない?!様々な起業の選択肢」が開催され代表の石川がモデレーターとして登壇しました。

■イベントレポート
StartUp Hub Tokyo公式Webサイト
https://startuphub.tokyo/magazine/entrepreneurship

当日は100名を超える方々が参加


各ゲストからの自己紹介と活動紹介

3つのグループに分かれて、各パネラーとのインタラクティブなやりとりが続く


ゲストの岡部氏


ゲストの粟生氏


ゲストパネラーとStartUp Hub Tokyoのスタッフで最後にパチリ